Torino - スポーツに筋書きは無い
エキシビジョンでも一番元気で弾けていたのは上村選手
こーやって身体全体で出場できる喜びを表現するのは
外国人選手の方が上手いと思っていたけど、
そんなアピールのひたむきさに心から
拍手と笛を鳴らして声援を贈った
寒さ、というより空気の冷たさで体調を崩す方も出てくる中で
決勝開始
30名から勝ち上がった20名、どの選手も大技連発
それでもスピードこそあれ、技は似たり寄ったりの物が多く、
上村選手の3D(ですよね?)が決まれば、
優勝も間違いないんじゃないか、
という気持ちが応援団に芽生え始めていた
里谷選手が心持ち不十分燃焼を感じさせつつ、
伊藤選手がここまで来た喜びを表現しつつ終えた後、
上村選手の出番
上記二選手の時もそうだったけど、決勝ではカメラを構える事すら
もったいない気がして、ひたすら両の眼で動きを追っていたけど
本当に時がゆっくりになったかのような複雑な動きの回転で
見事に着地も決め、
勝利を確信して拳とストックを何度も突き上げる上村選手
応援席の僕らも金色のメダルを確信した瞬間だった
…しかし、この時点で二位
三位までの入賞者はゴールそばの席に順番に座るのだけど
上村選手の二位がコールされた時点で三位の選手が席を立つ
この写真はその瞬間のものだ
さらに後半、皆様もご存じの通り二位から三位へ、
三位から四位へ、四位から五位となり、女子モーグル決勝は終わった
納得いかない思いは否定できないけど、
腹立たしさやがっかり感は観客席に不思議と漂わなかった
それはきっと上村選手の演技に、誰もが息を飲み、
彼女自身が『あれで負けたんなら仕方が無い』と、
納得していると思ったから…
帰り道はイタリアらしく、アバウトな誘導も無い状態で
大混雑になっていたけど、興奮感がまだ残っている僕にとっては
なんでもない出来事に過ぎなかった
むしろ祭りの熱気をいまだ引きずる余韻のようにすら感じた
人間は人間の熱いエネルギーにこそ魂を揺さぶられる
その事を再び実感した今回のオリンピックだった
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Comments
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突然のコメント大変失礼いたしました。
Posted by: blog番付 | February 14, 2006 05:19 PM