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July 25, 2006

札幌異動当初の熱き想いを掌で読み返す①

札幌に異動して早五年目となったが、
その間の成果として、全国ではライバルに苦戦するも、
北海道だけは売上No.1を独走し続けている商品がある

異動後半年してから発表されたこの新商品の担当として
当時の支店長から命を受けたのは
『この商品を北海道でNo.1にせよ』だけだった

そこで、CLIEメモに書き出したタイトルは
『○○を道内No.1売上商品にする』とし、
手段、効果予測、実行時期、予算、作業分担・人員
とだけ小見出しを付け、書き足していく日々

予算、手段を一切任せて貰えた(放任?)のが幸いして
まずは社内にぶつける提案に没頭した
商品力云々ではなく、北海道ならどんな商品でもNo.1に
できるかもしれない、という感触はあった

宣伝経験から、道内が特殊なメディア状態にある事は既知
広報経験から、ワンフレーズでの訴求に慣れていた
併せて半年の営業活動で、量販店の道内独自事情も
ある程度把握しつつあり、指揮次第ではメンバーも取引先も
巻き込んで、躍らせる事が可能だと感じていたのだ

手段は、上下に分けて考えた
上からTV、新聞広告を短期集中で一気に入れ、
下から量販店のチカラを借りて、その時期の店頭をジャック
もちろん、営業マン全員が店頭を廻り、その時期に
棚に並んでいない店はほぼ無い、と言い切れる程まで率を高める

さらに、広告スポットだけでは商談の際に困るだろう、と
商談力にも強弱あるのは認識していたので
次はその穴を埋めるアイデアが必要だった

企画書一枚を見せるだけで、大抵のバイヤーがやってみようか、
と頷いてくれるような分かりやすさが求められ、
ここで、ボクが一番苦しんだ跡が見られる

これを解決したのは同業他社との飲み会だった
同期入社の営業マンと互いに同じような課題を与えられ、
頭を抱えていたところ、ふと『一緒にやりゃ、いいじゃん』
とひらめいたわけだ
この時アイデアを産み落とした瞬間の快感は相当のモノで
未だに12/13/02の手書きメモが残っている

今でこそ、当たり前になりつつあるメーカー共同企画のはしり
ともいえる『共同キャンペーン提案』は広く受け入れられ、
道内大型量販店のほぼ全店で同時販促を可能にした

下準備は揃い、いよいよTV-CFスポットの放映期間がやってきた

(続く)

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