November 20, 2007

7年前11月の過去logより

先日のZEAKさんの記事を読んでいたら懐かしくなり、
●私的電脳小物遊戯;CLIE PEG-S300(クリエ)
http://zeak.air-nifty.com/main/2007/11/sonyclie_pegs30_3331.html
Cliemono

CLIEのメモステ内に保存しているテキストをごそごそ…
当時@niftyで『あの』文市さんと会話した過去LOGを発見

CLIE発売で盛り上がっていた当時、ボクが広報マンとして
流行に敏感な広告代理店担当者との会話を紹介してます

PalmV英語版を日本語化して使っていたボクと、
発売されたばかりのCLIEを早速購入して打合せに現れた
広告代理店担当者とのやり取りをご覧下さい
※なんかそれ程今と使いこなしが変わってないトコが…

以下長文注意(ちなみに文章は当時HP200LXにて入力)

Palmな広報マンの一日(4) 00/11/30 06:19 ============

受付け嬢に軽くウィンクしながら、フロアを通る。
当然愛想の良い反応など期待しちゃいない。
来客の相手である代理店担当者に会釈する。

彼は応接の向こうで新しい玩具弄りにご執心の様子。
その手元には...CLIEぢゃないかっ!?
「まぁた、買ったん?」

私は少しばかり羨望の眼差しで、その小物を見つめる。
だって、彼はこの間CASIOPEAを買ったばっかりなのだ。
これだから、代理店の人間の感覚は...

「いやぁ、だって遅いんスもん。
でもねぇ、実はもう買換えようっかなって思ってるんスよ」 
「にゃ...にゃにぃ!」この...この男は...

「だって、EASYさんの持ってるそっち(PalmV)だったら、
ヴィトンのケースがあるらしいぢゃないっすか。」
「そ、そんだけの理由で替えちゃうの?」
「まぁねぇ、だって鞄も定期入れも揃えてるんスから、
手帳だけ、間に合せのケースってのもねぇ」
ねぇ、ぢゃねーっつうの!

「それに、こういう薄暗い応接だと見づらいんですよ、これ」
「薄暗いってのは失礼やけど...まぁ事実やんな。
取りあえずせっかくやから名刺交換しよか」
「お、実はこれ先週末に買ったんスけどね....えい送信!
結構もう名刺貯まってるんですよ。」
「へぇ...お、来た来た...じゃぁ、オレも送信っと...」
赤外線通信で名刺交換を終えて、「ちょっくら見せて」と
彼のCLIEを奪う。と、そこに並ぶ女性の電話番号。。。

「あんたって人は...」
「違うんすよ。」
彼は既に私が何を言いたいかを察して、大きく手を振った。
「結構こういうのって今まで『オヤジの』マシンだったけど
Palmって若い女性の営業さんとか使ってるんすよ。」

へぇ、と私は改めてPalmの普及に驚く。
まぁ、実際男の名刺は私のだけだったし、
女性と名刺交換がしたくてCLIEを買ったのか
CLIEを買ったら『たまたま』女性ユーザーが
周りに多かったのかは貞子..定かでないが。

実際彼の様に、早い物好きの代理店にPalmユーザーは
急速に広まっている事は私も感じている。
P209isの普及とどっこいどっこいくらいだ。

こうなってくると割と便利なもの。
Dataをその場で送受信したりするのももちろんだが、
名刺管理が格段に楽なのだ。

Zaurusの時はやはり『一部の』ビジネスマンだけだった
ので大半を手入力していたが、CLIEの発売以来
その手間が大分省けるようになってきた。
おまけに今までなら、初対面の相手の特徴を『ひげ』とか
『大仏』とか会った瞬間にこそこそとメモしていたのだが、

Palmでは備考欄に自分の特徴を書入れてくれている。
これも後で思い返すのに非常に便利。
CLIEってホントPalmの裾野拡大に貢献してくれた、と思う。

「EASYさんのって、確か英語版なんスよね?
なんで日本語版に買換えないんスか?」
「金が無ェんだよ、あんたみたいにゃね」
「まったまたぁ~」
「ま、そんなんええから。ワシ今日こそ家に帰りたいねん」

金が無いのも事実だが英語版を使う理由は他にある。
それはGraffitiエリアの広さだ。
打ち合せを相手の顔を見ながら、スタイラスをエリアで滑らし、
ひたすらアルファベットのままメモを取るには、
日本語版のエリアではやっぱり狭く感じてしまう。
まぁ、慣れの問題もあるのだろうが、

どうせ後でゆっくり変換するのだからATOKも特に必要を
感じないし...と英語版のまましばらく使おうと思っている。
特にFHPPCの猛者「すばちゃん」さんじきじきに、PowerUp
してもらったマシンでもあるし、愛着も強いのだ。

本来2MBのところ、8MBにPowerUpされたPalmV
軽く、且つCSV経由でDataのやり取りができるTinySheetや、
アイデアプロセッサとして使えるHi-Note、簡単なDatabaseの
管理に最適なListを使って打合せを進める。

で、ついでに彼から「とある」画像を一枚と、最近行ったお奨め
CLUBのアドを赤外線通信でもらって、打合せ完了となった。

しかし...何か忘れてる?

私は次回打ち合せ日程を確認するフリをして事前に
記載しておいた、今日の打合せのポイントメモを盗見る。
ボタン一つで表示されたPalmのスケジュールノートには
「赤ちゃん出産ネタ」と書いて有る。
危ない危ない、ほんとに忘れてた。

彼が扉の前で立ち止り「次回もよろしく」と頭を下げた時
私は何気なく声をかけた。
「あ、それと赤ちゃん元気に生れてくるとええな。」
彼は嬉しそうに、道路に出ていった。

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March 11, 2005

PalmVxでTodo管理していたあの頃…

Easy名義でいわゆるホームページを作ってたんですよね、ワタクシ
自分の書いたネタながらついつい懐かしくなってしまいました
そんな中、<01/05/29>にこんな文章が

http://homepage1.nifty.com/Easy/sub1-05.html

Todoって皆さんどう活用されてます? 私の場合、Datebk3にスケジュールとして書き込みますが、そこで工夫しているのが □会社案内10部→総務部??さん、と書き込んでおき、完了した用件は ■会社案内10部→総務部??さん、と先頭の四角を黒く塗りつぶしていく方法です これなら後からも振り返れるので便利ですよ

嗚呼、2001年のEasy君よ
今は、KsDatebookという便利なソフトがあってだね
君が手動でやっているその作業を、自動的にこなしてくれるんだよ

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August 25, 2004

入社10年目に見返す手帳⑩

●そして現在の手帳環境

最後に、現在の使い分け状況をご報告します。

《外出時》
・SONYのPDA CLIE PEG-NX70V
・Filofaxのミニ5穴システム手帳
・超整理手帳
・会社&個人ケータイ

基本的には、全ての情報はCLIEに入力しているので、
これ一個で本来まかなえます。
しかし、取引先によってはまだまだPDAに不信感をもっている場合もありますので、
そんな時にいわばポストイット代わりにミニ5穴手帳を使うのです。

また、超整理手帳には社内で回覧される内容を挟み込んで、持ち運んでいます。
例えば、お盆の商品配送案内、新発売・終売の案内や、自社の決算報告等。
取引先で問われた際、そこから一枚抜いてコピーすれば事がスピーディーに済みます
からね。

非常にシンプルなアイテム数になっていると思います。
しかし、この組み合わせに至るには今まで記載した10年の試行錯誤を経ており、
しかもこれでもまだまだ充分とはいえません。
CLIE NX70Vは常にメモリ不足との戦いで、
乗り換える機種を検討している状態ですし、
紙の手帳や、ケータイとの相乗効果を最大限発揮できていないと思っています。
今後も社会人生活を続けている間中、きっと試行錯誤は続くのでしょう。
それもまた楽しみでもあります。

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入社10年目に見返す手帳⑨

●そして手帳は趣味の域へ

車にこだわる方は、その車種記号まで頭に入っているように。
PCが好きな人が、型番を聞けばなんとなくスペックまでわかってしまうように。
仕事が大好きならば、本来自社商品の細々したスペックや価格体系等は
意識しなくても頭に入っていくもの…なんですが、なかなかそうはいかないでしょう。

だったら、すぐに手帳を見返して情報を確認する癖をつける為にも
『手帳』を好きになってしまおう、そう考えたのです。
そう、私が意味無くバイクのエンジンをかけてしまうように
大して意味の無い場合でも手帳を開いてしまうように自分を持っていこうとしたので
す。
元々多少なりとも『Monoマニア』的な部分のあった私にはこれこそ最善の方法でした。

手帳を好きになれば、その情報記入にもおのずとこだわりが出てくるものです。
そう、車好きが洗車するように、情報のブラッシュアップも頻繁になっていきました。
また、カー用品を揃えるようにペンやカバーにまでこだわるようになってきたのです。
もちろん、手帳そのものの情報にも敏感になっていきました。
春前の文具屋はまさに私にとって
モーターショーに匹敵する楽しみになっていったのです。
こうして、まさに手帳は私の趣味へと昇華していきました。

そして…現在に至ります。

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August 24, 2004

入社10年目に見返す手帳⑧

●では紙の手帳の使い道は?

ここまで読んで頂いた方は、
「じゃぁ、完全にPDAだけあればいいじゃないか
紙の手帳なんか持ち運ぶ『意味』が無いじゃないか」
とお思いかもしれません。
しかし、紙の手帳には紙にしかできない利点があるのです。

それは
①抜群のData『保存』性
②どんなPDAよりも早く書きとれる『手書きメモ』
③時系列メモの『検索』

③の『検索』については、PDAの利点としても書いていますが
手書きの手帳でも(え〜っと、先週の商談で…)程度の記憶があれば
PDAの検索機能よりも早く情報を探し出せます。
自分の字で書いているわけですから、目的のメモを探し出しやすいんですよね。

①の保存性については、
−PDAはPCバックアップができるじゃないか−という声もあるんですが
やはり営業という職種上、外出先でPDAが急に使えなくなったら…
という事態も考えておかねばなりません。
以前はいちいち手書きで手帳に予定などを書き写していたのですが
最近ではPDAの予定をPCからプリントアウトして、
それを『超整理手帳』に挟み込むだけです。
プリントアウトは、当月内容は週次、次月以降は月間予定で打ち出し、
大体月・金曜日に更新しています。

②については、もはや言わずもがなですが
やはりどんな起動の早いPDAでも現在は紙の手帳にペンで書き込んだ方が早いですね。
しかし、キーワード程度でメモできる内容であれば、
PDAの方が効率の良い『場合』もあります。

最後にコメントを付け足すならば…やはり趣味性が強いってコトでしょう
使い込めば使い込むほど味がでてきますもんね。

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August 23, 2004

入社10年目に見返す手帳⑦

●複合機種の連携始める

ケータイの進化は早く、
その機能はあっという間にPDAに近いところまでやってきました。
そんなわけで、今日PDA不要論まで出てくる始末ですがそれはさておき、
手帳や財布のように持ち運ぶのが当たり前の道具となったのです。

さらに、PDAとの連携にうってつけの赤外線通信機能がついた事は
私の手帳環境に『容易な連携』という新たな環境を生み出しました。
今まで書き写す等の作業が必要だった転機作業が『赤外線でピッ』で済む。

それは例えば、ケータイの起動性の良さを活かして、
外出先でのスケジュールはケータイで入れておき、
昼食時や喫茶店での休憩中にPDAに送信する、という流れだったり。
例えば、貰った名刺をPDAに入力して赤外線でケータイに飛ばすという流れだったり

お互いの利便性−ケータイの起動性、PDAの入力環境−の
それぞれのおいしさを活かせる環境が誕生したのです。

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August 22, 2004

入社10年目に見返す手帳⑥

●アイデア・プロセッサ使用開始

広報・宣伝部門でもう一つ増えたカテゴリがあります。
それは情報を元にした、アイデアの構築、具現化。
そう、『アイデア・プロセッサ』です。

広告予算は削られ、只でさえ苦しい活動の宣伝部門。
また一方で、雪印社のトラブルにより、にわかに注目を集めるようになった広報部門
の対応。
日夜、『人手がない』『予算がない』『時間がない』の
ないない尽くしの中、
状況を切り開こうとすれば、人は自ずと『考え始める』ものなんですね。

アイデア・プロセッサとは、階層式になっているテキスト・エディタです。
これも慣れてくれば、頭の中で階層式に考える事ができるようになってきますが、
やはりPJマネジャーと同様に最初は下絵となる専用ソフトを使った方がいいと思いま

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August 21, 2004

入社10年目に見返す手帳⑤

●スケジュールを創る

入社7年目、大きな転換期が私に訪れました。
なんとそれまでの営業職を離れ、
本社で広報・宣伝部門を任されたのです。
それまで取引先のスケジュールを中心に活動してきましたが、
これからは自分がスケジュール構築をはからなくてはなりません。

当初大きく戸惑いながら業務を始めた私ですが、
この経験も手帳術に大きな意味を持つ事になります。
それは『スケジュールを自らデザインする』という行動の学習です。
最終的な目標を踏まえ、《準備-召集-作成-確認-結果検証》の流れを考える経験は
再び営業職となった今でも充分活きています。

この時期、私の手帳に新たに増えたカテゴリが、いわゆる『プロジェクト・マネジャ
ー』。
HP200LXには、うってつけのソフト『PJT2』が発表されており、
有り難く使わせてもらったものです。
現在はこういった専門ソフトを使わずとも、
メモ帳で自分で管理できるようになりましたが
最初はこのソフトのような下絵があった方が覚えやすいと思います

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入社10年目に見返す手帳④

●Database構築の試行錯誤開始

自分の仕事に関わる人物のメモを蓄積していくうち、
当然のように取引先についても同様に情報管理したくなってきました。
また、ただ漫然と情報をメモするだけでなく、
項目を作ってそれを埋めていく方が効率が良い事もわかってきました。

当時、Database管理の自由さ、快適さにおいて
『HP200LX』の右に出るものはありませんでした。
自分で管理項目を決め、一覧で見たい項目も自分で設定できるのです。
日々積み重ねていったDatabaseは、異動の際に有用な引継資料となりました。

またHP200LX導入迄は、紙で管理していたスケジュールも200LXで行う事にしました。
起動の早さ、一覧性の良さはもちろんなのですが、
『行動そのものの記録もDatabase』となりうる事を知ったからです。
今年の動きを先んじようと思えば、去年の自分の動きを知るのが一番。
これも立派なDatabase管理です。jotlx.JPG

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入社10年目に見返す手帳③

●3年目以降

この年から、紙とデジタルの二人三脚手帳使用が始まりました。
きっかけは家電量販店で特売されていたZaurusです。
この機種とこの時期に出会わなかったら、
その後の僕は全く違う営業活動をしていたかもしれません。
それほどZaurusの示してくれた、デジタルの利便性は素晴らしいものでした。

手帳は常々持ち歩いてこそ威力を発揮するはずなのに
紙の手帳はファイリングできる量に限界がある。
かといって分厚いシステム手帳では持ち運べる場所に限界を作ってしまう。
そんな時、Zaurusの記憶容量にまずひかれたのです。
メモしてもメモしてもまだ大丈夫。
電話帳の人物メモは日増しに行数が増えていきました。
バイヤーの趣味や出身地、生年月日はもちろんの事、
ふとした会話から判明した子供の誕生日や、好きな映画、ビールの銘柄…
これこそ、取引先のDatabase化を始める第一歩だったのです。

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