February 16, 2006

旅で使った道具たち

今回荷物を極力減らすべく、下記アイテムに絞り込んで持参したわけだが
想像以上に使い勝手の良いシェアリングだった
V8020225

ほぼ日手帳は読み物としても、当然手帳としても大活躍だったし、
前述の通りサイン帳としても役立ってくれた
http://easyrider.air-nifty.com/pocketbook/2006/02/road_to_milano__ef2e.html

また、Zaurusは挨拶を考える際のテキスト下書き用として、
大事なお客様を撮影したSDカードのデータバックアップ用として、
さらに、テキストファイル入力→赤外線通信にて、V804SHへの転送に役立った

V804SHは、今回vodafoneのグローバル戦略の恩恵を初めて実感できた
なんら問題なく、取引先から連絡が入ってくるし(午前四時に…)
なんら問題なく、クリアな通話ができてしまうし(午前二時に…)
なんら問題なく、メール送受信ができてしまう(午前三時に…)

また、V802SHではZaurusから赤外線通信でテキストファイルを飛ばしても
文字化けしてしまって、日本語テキストが読み込めなかったのだが、
804SHでは問題無く読み込める
これを知ってからRQRではなく、この手法でテキストファイルを転送した

最後に今回のツアーで大活躍したのはデジカメのLumix FZ30
昨年購入したものだけど、今回のようなツアーでこそコイツの実力は発揮されるのだ、
と思い知った
V8020226

同行社員のカメラで収められなかった上村愛子の笑顔も産毛がわかる程
はっきり撮れたし(掲載しないけど)、ツアー客全員の集合写真も思いのまま
料理写真もバスから流れる車窓を撮るのも、咄嗟に構えてすぐに撮る事ができる

ズームが手動で行なえる事がここまでのメリットだとは思わなかったし、
ワイド画面の選択や色合いの設定、絞りやシャッタースピードの操作も心地よい
また、ミラノの街には『描きたい』と思わせるシーンが少なくないのだが、
僕が絵筆で描く代わりにこのレンズが構図を自由に選ばせてくれるのだ

だから駅で見かけた老夫婦の周りだけ時間を止めてみたり
朝もや感を強調したくて、露出や絞りの調整をしてみたり
asamoya
というような試みをやってみたくなるわけだ

500万画素(MAX800万だけど)でガンガン撮影して、
Zaurusにバックアップをとり、SDカードの掃除をして次の日に臨む、
という流れは非常に快適で、夜は自分の『作品』をトイレでZaurusを使って閲覧していた

Zaurusのフォトストレージは秀逸なソフトで
『メールに添付』というメニューを選ぶと、自動的に640*480にリサイズしてくれるのも
手軽に会社に報告メールを作成するのに使い勝手が良かった事の一つだ

いつも気楽に持ち運ぶ、というわけにはいかないが
ファインダーのついたこのハイスペックデジカメは重量を我慢しても
持ってきた甲斐があったなぁ、と今も写真を見ながらそう思う

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ちゃお!じゃぽねーぜ

という事で、イタリアから12時間かけて無事帰国致しました。
本日だけはのんびりしようと思っていたのですが、
そうもいかず、時差ぼけの残る頭で四苦八苦しながら作業しています。

イタリアで得た価値観は今後にも大きな糧となるもので、
例えば向こうでの『グラッツェ(おおきに)』『プレーゴ(ええがな)』のやり取りは
特にいいな、と感じましたね

日本だとどうしてもとっさに『すみません』とか『どうも』で済ませてしまう事が
多いと思うんですけど、やっぱり感謝の言葉は『ありがとう』ですよね
これまでもなるべく意識して使ってきた『ありがとう』ですけど、
今後もきちんと使っていこうと改めて思いました。

また、考え方でプラスになったのは『まぁ、ここはイタリアだから』と割り切るコツ。

例えば今朝、満員の地下鉄に乗車しても、『まぁ、ここは日本だから』と穏やかになれ、
車に雪の溶けた泥をかけられても『まぁ、ここは札幌だから』と許せる気分です。
既にイラッとさせられるシーンの多かった今日の業務ですけど、
これもまた『まぁ、いつもの事だから』とイタリアで見上げた青空を思い出しながら
粛々と作業を進めています。
2006215_023

で、とりあえず今回の出張篇は『チャオ!ミラノ・トリノ』カテゴリーにまとめていきます。
写真も増やしていきますので、たまぁにチェックしてみてくださいね
http://easyrider.air-nifty.com/pocketbook/cat5462393/index.html

では、明日以降もしばらくはイタリアモードでお送りする事になると思いますが
ぼちぼち本筋に戻って参りますんで、よろしくお願いしますね!それではチャオ!

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February 15, 2006

ミラノ最後の夜は静かに更けて

さて…いよいよイタリアともしばしのお別れ

昨夜は路面一つにも思いをこめながら、歴史あるイタリアの街を目に焼き付けた
道一つとってみても、歴史上の人物が歩いた、触れたと同じ道と聞くと
全く感覚が変わってくるものだよね
2006210_006  2006214_002

ツアー招待客様方も最後の一日を充分堪能したようだ
イタリアの食文化についても、比較的日本人の舌に合うという事と
メニューの広さを改めて再認識したとの事

最後に社長賞男の我侭として、ミラノで半日自由時間を貰った

ドゥオモの内部で蝋燭を購入、家族、知人全ての安らぎを祈り、
屋上でマリア像に再訪を願う
2006214_004  2006215_008

mixiで得たPizzaの有名店『スポンティーニ』は月曜定休と知っていたけど
取りあえず場所だけでも知っておきたくて訪ねてみた
2006214_006

看板を撮影した後、街を歩く若者がPizzaをテイクアウトで歩きながら
食べていたのが美味しそうだったんで、
思わず『どこで買ったの?』と話し掛けると
わざわざ店の場所まで連れていってくれて、『これがうまい』と勧めてくれた
2006214_007  2006215_005

これまでツアーで食べてきたパリパリピッツァではなく、
もっちりとした食感で、コーラに良く合う美味しさだった
若者カップルもしっかり横に座ったんで、同じ物を一緒に喰おうと提案
さらに喫茶店-BARで筆談も交えて会話した

次はもっとのんびり、こんな時間を多くとりたいなぁ、と思う

なお、今回のイタリア関連の記事は帰国後にもっと整理しますので
多少お見苦しい構成だったかもしれませんがご容赦下さい
時差ボケの残るであろう明日はお休みにして、
あさってから平常で書ければ…いいなぁ…と思っています

それでは、チャオ!

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February 13, 2006

Torino - スポーツに筋書きは無い

エキシビジョンでも一番元気で弾けていたのは上村選手
こーやって身体全体で出場できる喜びを表現するのは
外国人選手の方が上手いと思っていたけど、
そんなアピールのひたむきさに心から
拍手と笛を鳴らして声援を贈った
exbijon

寒さ、というより空気の冷たさで体調を崩す方も出てくる中で

決勝開始

30名から勝ち上がった20名、どの選手も大技連発
それでもスピードこそあれ、技は似たり寄ったりの物が多く、
上村選手の3D(ですよね?)が決まれば、
優勝も間違いないんじゃないか、
という気持ちが応援団に芽生え始めていた

里谷選手が心持ち不十分燃焼を感じさせつつ、
伊藤選手がここまで来た喜びを表現しつつ終えた後、

上村選手の出番

上記二選手の時もそうだったけど、決勝ではカメラを構える事すら
もったいない気がして、ひたすら両の眼で動きを追っていたけど

本当に時がゆっくりになったかのような複雑な動きの回転で
見事に着地も決め、
勝利を確信して拳とストックを何度も突き上げる上村選手
応援席の僕らも金色のメダルを確信した瞬間だった

…しかし、この時点で二位
三位までの入賞者はゴールそばの席に順番に座るのだけど
上村選手の二位がコールされた時点で三位の選手が席を立つ
この写真はその瞬間のものだ
2006212_002

さらに後半、皆様もご存じの通り二位から三位へ、
三位から四位へ、四位から五位となり、女子モーグル決勝は終わった

納得いかない思いは否定できないけど、
腹立たしさやがっかり感は観客席に不思議と漂わなかった
それはきっと上村選手の演技に、誰もが息を飲み、
彼女自身が『あれで負けたんなら仕方が無い』と、
納得していると思ったから…

帰り道はイタリアらしく、アバウトな誘導も無い状態で
大混雑になっていたけど、興奮感がまだ残っている僕にとっては
なんでもない出来事に過ぎなかった
むしろ祭りの熱気をいまだ引きずる余韻のようにすら感じた
人間は人間の熱いエネルギーにこそ魂を揺さぶられる
その事を再び実感した今回のオリンピックだった

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Torino - 選手の、観客の休息

予選、決勝は二時間の休憩を挟んで行われる
冷えきった身体を暖めるべく、レストハウスには長蛇の列
諦めて外の売店でホットカプチーノを両手で抱えて啜った
torino

こーいったイベント時の飲料料金は、やはりどこも同じで
ミラノ市内で1ユーロのドリンクが1.5ユーロだった
これだけ寒い場所での開催だったら、カップヌードル販売さえ
行えれば飛ぶように売れて行くんじゃないかなぁ、と
商人の発想がチラリ

予選を勝ち進んだ上原選手がゲート越しに
お母さんとにこやかに会話している姿がちらりと見えて得した気分
また、破れてしまった畑中選手が応援団とともに
爽やかに笑って写真を撮られている姿が気持ち良かった
自分はやり切った、と信じられる者だけができる笑顔…
2006212_006

澄みやかに晴れ渡った空にとばりがさし、
丁度競技場の上に綺麗な月がかかった頃、カウントダウンが終わった
いよいよ決勝大会の開始だ

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Torino - それは突然始まった

特にけたたましいファンファーレも呼びかけも無く、
大会予選は最初の選手が自然に呼び出され、
静かに戦いの幕が開かれた

応援席は国別になっているようで、
著名な芸能人、スポーツ解説者も多く見かけられたが
今日は応援に集中しなきゃ、という気持ちは同じのようで
どのお客さんもあまり、近寄ったりサインを求めたり、
という行為を行っていない事が少々嬉しかったりもする
(浜ちゃん来てたからダウンタウンDXに投稿しようかな)

日本期待の上村愛子選手の順番は思いの外早く、
安定した滑りと技で、他選手を圧倒していた感じがした
2006212_001

18歳、伊藤選手の動きは出場選手中もっとも軽やかで
フィギュアの浅田真央選手を彷彿させる

残念だったのは、里谷選手と予選落ちしてしまった畑中選手
里谷選手は最後まで身体が重そうな動きだったし、
畑中選手は素人目には上位との差が全くわからなかった程
satoya

しかし、生のスポーツ観戦って本当に楽しいし、
自分が出場するわけじゃないのに、ドキドキする
3時から始まった予選が終わった時には
思わずふぅ〜っとため息が出た程だった

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Torino - オリンピックに触れる

ミラノから高速で二時間弱、朝市などで活気付く街中を抜け、
2006212_003

さらにシャトルバスで山の上まで上がる
空港並の厳重な警戒ゲートを抜け、チケットを見せて入場し、
綺麗な氷の粒感がある舞台を眺めながらオリンピック会場を歩く

イタリアは今日も青空の広がる気持ちのいい晴天
それもこれも、この大会に挑む選手たちの日頃の努力のお陰だろう
2006212_005

あちこちでメディア取材があり、様々な言葉が飛び交っている
地元イタリアのお客さんも多いようで、子供連れで楽しんでるようだ

ボクはもっと大きな規模を想像していたので、グッズショップや
トイレ、飲食コーナーの小ささ、狭さに逆にビックリ!
どこも長蛇の列だけど、日本のドームコンサート程
びっしり並んでいる、といった感じはしない

割りとのんびり、オリンピック会場にいる、
という事を皆楽しんでいるように感じられた
で、ボクも心地よくその雰囲気に自然に飲まれてみた

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February 12, 2006

Road to Torino まずは一言

日本ではどう報道されているかわからないけど
生で女子モーグル競技を観ていた限りでは、
上村愛子サンの技術と美しさが際だっていたと感じました

予選落ちした畑中選手もバックヤードで
『あたしゃ審判に嫌われてんのさ』
ガハハと笑い飛ばしてましたけど、観ている方があまり納得できなかったな…

でもホントに現場に来て楽しかったです!>オリンピック
写真付きレポはまた後でね

章仁@トリノから高速でミラノに帰っている途中

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Road To Milano 10 パルマにて

まるで北海道富良野・美瑛の様な風景が広がるパルマにて
パルミジャーノチーズ、パルマハム工場の見学を実施
2006215_025


日本の食品工場だったら、絶対ありえないけど
アバウトな鷹揚さで入室もOKだし、試食は全てワイン付き
2006215_024

塩漬けにされた豚太ももが18ヶ月をかけてようやく
パルマハムとして売りに出されるのだが、
そのあまりに吊るされている様を見ると豚太ももとは思えない
なんかイカのするめがぶら下がっているような感覚だ

ここへ来て参加者もようやく積極的にイタリア語で
話しかけようとしている
ブォーノ(うまいがな、これ)、グラッツェ(おおきに)、
プレーグォ(ええがな)、と何故か関西弁で通訳したくなる程
イタリア人の紳士は大抵明るい
※(女性は好意的な人とそうでない人に別れる感じがする)

そんな参加者のくだけた雰囲気を見て、
今回最後の夜の『さよならパーティー』企画が
まだ未定だったんだけど、ようやく一寸した事を思いついた
忘れない内に早速ほぼ日手帳に記入
何か粗が無いかどうか、早々に確認していかないといけないね

で、ここまで書いたところでバスが完全に停車

5km先で起こったトラック二台の事故の大渋滞に巻き込まれてしまった
前にも後ろにも、ぴたりとも動かない長蛇の列…

しばらくはあちこちの運転手が席から出て来て、
お互い何事かと話し合っていたようだったけど
全く動かないとわかると席を倒して眠り込む人や、
PCを後部座席から取り出してキーボードを叩き始める人…

これもまぁ、滅多にできない経験だったけどね
約1h後、徐々に動き出したけどひどいノロノロ運転
結局17時到着予定だったミラノまで戻って来たのは20:30だった

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February 11, 2006

Road To Milano 9 PECKのある通り

旧くからある食料品店『PECK(ペック)』を訪れる
今では高島屋などにも入っているらしいけど
やはり本店の雰囲気はいいでさーね
2006210_002

店内撮影禁止の為、雰囲気を伝えづらいのですが
お総菜コーナーも充実してるし(単位がkg当たりなんですが)
野菜は磨き上げたのか、と思うほどテカテカしてるし
100万円のワイン詰め合わせなど、突拍子の無い物まであって
なかなか楽しめました

でも一番残念だったのは、美味しそうなハムが持ち帰れない事
うまそーなんだ、これが…

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