September 10, 2006

そうだ奥尻島に行こう<3>島内ドライブ~帰宅の途

奥尻から瀬棚に戻るフェリーは12:40発
それまで島内ドライブであちこち回る
Kigan
海岸線のあちこちに永い時間をかけて作られた
いわくありげな奇岩があり、どれも表情を感じさせる
Kigan2

一部93年に起こった南西沖地震の影響で
町と同様に以前とは表情を変えてしまった岩もあるらしい
一礼して立ち入った賽の河原も、それまでより一層
慰霊の意味合いが強まったそうだ

島内はあちこちがいまだ道路工事を行なっており、
一部は車がやっと通れる程度の砂利道を走行
Jarimiti
軽自動車をレンタして良かった…と思うシーンも度々

そんな道を抜けて向かった球島山からは
昨夜夜景で眺めた鍋釣岩はもちろん、島の半周を見渡せる
かすむ海の稜線と深く重なり合う森々がホントに絶景
Tamasimayama

Tamasimayama2

あっと言う間の周回も終わり、カモメに見送られつつ
フェリーに乗り込み、島を去る…
Kamomenomiokuri

今回し残した事は次回訪問した時にすればいい
海岸に本を持ち込んで、夕陽を眺めながら読むも良し、
あえて訪れなかった津波資料館にもゆっくり訪問したいし、
違う季節の花も見てみたい

この島もまた、離島としての魅力に溢れていた
ケータイも手帳もPCも置いて、
カミさんと地図とカメラだけでゆっくり過ごした半日
何より楽しい時間を過ごせました

お陰で完全リセットした気分で仕事に臨んでおります

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September 09, 2006

そうだ奥尻島に行こう<2>島への道程~宿の夕飯

奥尻に向かうフェリーに乗るべく、寿都経由瀬棚へ向かう
遠くに共和町、積丹を望む岬、弁慶岬を通り過ぎ、
Suttu

島牧の賀老食堂にて昼食…Shinさんには申し訳ないけど
ここでまたウニ&イクラ丼を注文
Setana
2000円もしない値段でこのボリュウムは嬉しい限り
ちなみにカミさんの発注した定食の煮ホッケも旨かった

瀬棚では、村上牧場にてアイスクリームを購入
Setana2

ここの飼い犬もまた…知らない人にお腹見せちゃダメ!(笑)
Setana3

瀬棚からフェリーに乗り込み約1時間半、ようやく到着
既に夕方になっていたので、海岸線のドライブを軽く楽しんで
すぐに今夜の宿『御宿きくち』に向かう
Okusiriyuukei

清潔感たっぷりの館内と愛想たっぷりの女将さんに安心
そして出てきた夕飯に…仰天!
Yuuhan

この宿泊料でこの夕飯?ウニ、アワビ、赤魚、カニ…
採算とれてんスか?こんな状態で?ってな感じでしたよ
昨日の宿評価に沿って記載すれば
料理◎、接客◎、清潔感◎ですよ、ココ

下も向けない程腹いっぱいになってから、
町で祭りをやってるってんで、夜のお散歩
こーゆー時に呑めない身の幸いを感じる(運転できるもん)

祭りは僕が小学校の頃まではどこの町でもやっていたような
カラオケ、飲食、ヨーヨー釣り、馬鹿騒ぎ…
Maturi

全員が勝手に歌を大音量で歌い、ブルーシートの上で大人が
呑めや歌えや騒げやをやっている横で、
中学生頃の男女が手をこっそりつないで立っている、ってな図
ミョーに懐かしくて嬉しくて、何故か泣きそうになりました

大音量のカラオケを背中に聴きつつ、車を走らせ
昼間に通り過ぎた鍋釣岩を見ると綺麗にライトアップ
Nabeturiiwa

もう一つライトアップされていた町のシンボル『うにまる』を
眺めつつ、夜空一杯の星をしばらくぼーっと夫婦で眺めて
Unimaru

宿に戻り、祭りのせいで思い出した子供の頃の出来事を語りつつ
(先日の『小学校の宿題』話の記事はこの時語ったのでした)
今日も幸せな眠りにつくのでした

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September 03, 2006

そうだ奥尻島に行こう<1>計画~旅立ち編

有給を取得して、僕ら夫婦は遅ればせながら
夏期休暇を楽しむべく、奥尻島に向かった

奥尻=アイヌ語でイクシュン(向う側)・シリ(島)

阪神大震災に遭遇した身としては、
同じく被災した土地の人々と触れてみたかったし
石垣、西表、利尻・礼文と旅をして、
土地に根付く自然信仰の姿に魅せられていたから

さて、旅と言えば事前の計画が何より大事
地図、ほぼ日、ネットツールとしてZaurusを携えて
向かうはいつもの喫茶店『阿毘達磨』

すっかりお店の看板犬マークとも親しくなり、
足元でこんなに可愛い寝顔をさらしてくれるように
なりました(無防備すぎる…)
Abidaruma

地図でルートを検討しつつ、時間を逆算し、
途中途中の飲食をZaurusでネット経由の情報検索
※この際はmixiをフル活用させて頂きました

結果、ルートは

札幌-ニセコ泊-寿都経由瀬棚発フェリー乗船-奥尻

とし、帰りは体力との相談で室蘭や洞爺湖経由で
ドライブを楽しみながら走ることとした
なにせ前日まで26時、28時当たり前の勤務だったんで
旅立ちの当日は朝9:00起床

雨天と予報されていた旅立ちは眩しい程の晴天で
『日頃の行い』という言葉をかみ締めた
のんびりの運転で向かうは神仙沼&長沼
Sinsennuma

神仙沼は木々が湖面に映りこむ様が神秘的で
いつ来ても静かな雰囲気が、
日常の慌しさを気分的にリセットしてくれる

一方、長沼はなんとも現実感の無い沼で…
Naganuma

火星に水があるとしたらこんな感じ?という
表現になるだろうか

神仙沼がいつまでもぼーっと眺めていられるんだけど
どーしても長沼は落ち着かないんだよねぇ
ちなみに途中の道にはこんな風に、
小川で分断されてるトコも数箇所存在します
Naganuma3

なお、駐車場に戻る途中の遠くの山々を望む風景も好き
少年だったら手前の大きな樹に登って枝の上で
本でも読みつつ風景を眺めていたい感じだね
Naganuma2

少々戻ってニセコフロマージュにてワインのつまみに
チーズを、そしてドライブ用にカマンベールソフト購入
ここの飼い犬さくらチャンもまた、マークと同じく
ホント無防備…知らない人にお腹見せちゃダメだって(笑)
Sakura

ちなみに今夜のお宿はニセコ昆布温泉『甘露の森』
ここは温泉はいいんだけど…料理△、接客×だったなー
せっかくの旅での料理ってゆっくり楽しみたいのに
食べ終わるとマッハの速さで食器が下げられる(苦笑)

部屋に戻って温泉を満喫した後は、
チーズとワインでささやかに夫婦で乾杯
疲れと酔いであっという間に幸せな眠りにつきました

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